平針木遣音頭保存会
築城資材の石材や木材の運搬等この工事の間、当時人夫としてかり出された平針始め名古屋周辺の農民達が、他国から来た人夫の木遣りを覚えたのが始まりといわれます。 その時の木遣りは工事の際、調子を合わせ、威勢を高める目的で指揮者(音頭「かけ」)と作業者(曳子「受け」)で歌われたものです。 したがって、木遣りは元来、神社、仏閣をはじめ築城造営工事の際の労働作業歌(地搗唄、道行唄、手休み唄)でしたが、家屋の建築をすることは、すなわち、慶事ですから、後になって竣工式、結婚式などの慶祝行事における祝言歌としても伝承され、今日に至っています。 現在も30名ほどの保存会の皆さんが、練習を行いながら、名古屋まつりや天白区区民まつり、平針の針名神社の天王祭に毎年奉納出演、一方、上棟式や竣工 式、結婚式などのお祝いで歌う出演依頼も受けています。平針また、名古屋城本丸御殿復元に向けた、イベントでも活躍しています。