須藤鈴子(長岡瞽女唄)

「越後瞽女唄・葛の葉会」のメンバーで、瞽女唄の伝承・公演などを行なっています。

瞽女(ごぜ)とは、目が不自由な女性の旅芸人のことです。三味線を弾き語りながら旅をし、家々をまわっては食事や報酬を得ていました。テレビなどの娯楽が無かった時代にはとても大切にもてなされ、宿泊をした家には幸せが訪れるとも言われていました。「長岡瞽女」は明治の中ごろには400人以上おり、日本最大の瞽女集団を形成しました。最後の瞽女といわれる小林ハルさんは、昭和の後期まで活動を続け、昭和53年に文化庁より無形文化財の指定を受けました。平成17年105歳でなくなりましたが、竹下玲子さんなど一般の女性に瞽女唄を教えました。この竹下玲子について学んだのが「葛の葉会」のメンバーで、長岡瞽女唄は伝承され続けています。

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